ディジタル図書館の研究・開発・実践に関する国際シンポジウム
International Symposium on Research, Development and Practice in Digital Libraries
- ISDL'97 -
主催:図書館情報大学
日時:1997年 11月 18-21日
場所:つくばカピオ
(茨城県つくば市竹園1-10-1・つくばセンターより徒歩5分)
ディジタル図書館(Digital Library)は、世界情報基盤(Global Information Infrastructure)上の応用として、今後の世界の発展に欠くことのできない地球レベルでの情報共有を進めるために重要であると広く認められ、現在、G7各国を始めとする世界各国で研究開発が進められています。
米国では、議会図書館(Library of Congress)のNational Digital Libraryプロジェクト、1994年に始まったNSF/NASA/ARPAの共同助成による6大学でのディジタル図書館研究プロジェクト、ミシガン大学を始めとする多くの大学で進められた大学におけるディジタル図書館環境の構築プロジェクトなど性格の異なるプロジェクトが進められ、それぞれが成果を上げつつあります。また、ヨーロッパでは各国ならびにEUによるプロジェクトが進められ、アジア・太平洋地域でも様々なプロジェクトが進められています。我が国においては、学術情報センター、IPA/国立国会図書館による全国規摸プロジェクト、奈良先端科学技術大学院大学では大学規模のプロジェクト、JIPDEC/IPAによる次世代電子図書館システム研究開発プロジェクトなど大規摸プロジェクトが進められています。一方、1996年7月には学術審議会より「大学図書館における電子図書館的機能の充実・強化について」の建議がなされ、高等教育機関、研究機関でのディジタル図書館への取り組みの促進を求めています。
ディジタル図書館の実現には、コンピュータやネットワーク技術等の個々の要素技術の枠組みにとらわれずに様々な情報技術を総合する必要があります。そのため、新しい要素技術と総合化技術の両方の観点からの議論が重要です。また、知的財産権や電子商取引といった社会制度的な観点からの議論、知的・文化的財産としてのコレクションを多様な利用者に提供するという従来の図書館が担ってきた文化的役割といった社会的・文化的観点からの議論も重要です。さらに、多種大量の知的情報の最大の生産者であり、かつ消費者である大学や研究機関の将来の姿を議論することも重要です。
これまでディジタル図書館は「将来の」ということばで語られてきましたが 、この1・2年の各国でのプロジェクトの進展により「現在の」ディジタル図書館について語ることができるようになってきました。そのため、本シンポジウムでは、下に示すようなディジタル図書館に関わる様々な分野の論文を公募するとともに、世界各国から先進的プロジェクトに携わっている研究者を招き、これまでのプロジェクトの実践に基づく議論、将来のディジタル図書館の研究と開発に関する議論を広い視点から行ないたいと思います。
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