インターネットプレゼンテーションの実際:画像を中心に

福田博同
東京工業大学附属図書館
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概要

インターネットを利用したプレゼンテーションの実例に基づき、最近のプレゼンテーション環境、 画像を中心としたプレゼンテーション計画について論じ、制作上の留意点を報告する。

キーワード

インターネット、プレゼンテーション、HTML、ハイパーテキスト、ジャバ、 ジャバスクリプト、ブラウザ、プラグイン、マルチメディア、画像、アニメーション、 音声、構成、レイアウト、著作権

Internet presentation : how to design

Hiroatsu FUKUDA
Tokyo Institute of Technology Library
2-12-1, Ohokayama, Meguro-ku, Tokyo, Japan.

abstract

Based on an example of presentation by using the Internet, some recent topics, especially the planning of presentation composed mainly of images, and some practical points to notice are reported.

keywords

Internet, Presentation, HTML, Hyper Text, Java, JavaScript, Browser, Plug-in, Multimedia, Image, Animation, Audio, Composition, Layout, Copyright

1. はじめに

文部省・東京大学共催の平成8年度大学図書館職員講習会において、筆者の担当は 11月20日の「ネットワークと電子化情報の活用」であった(注1)。 題名どおり、活用例としてインターネットでプレゼンテーションすることとし、 HTML化(注2)を試みた。

本稿は、その時の経験を基に、動画を一瞬に送り表示する機能として比較すると、 現時点ではテレビに及ばないWWW(注3)の諸条件のもとで、なるべく高速に、かつ、 見やすいプレゼンテーションをすることを念頭に記述した。 さらに、マルチプラットフォーム対応を念頭に入れるが、解説の少ないDOS/Windowsを 主として、効果的な画像処理について記述する。

また、発表論文集「デジタル図書館」は紙媒体が基本(注4)とのことで、 「ディジタル図書館ワークショップ」予稿執筆要領(注5)にそったPlain textで 記入した。ワークショップでは、それをHTML化し、それをTex(注6)で冊子体用に 変換している。

プレゼンテーションはJava(注7), JavaScript(注8)および、検索の便を考慮し、 フレームを多用する為、執筆当初からHTML化し、そのテキスト化も考え、Java対応版 として作成した。 しかし、「デジタル図書館」は紙媒体とHTML化された文書DBを作成するので、 結果的には、Java非対応のURL(注9)が予稿として公表される。

HTML化はエディタやワープロで入力して一括変換する方法とブラウザを開きながら エディタで確認・修正する方法がある。 JavaScriptが動くか否か、Java対応ブラウザ(注10)で確認しながら作成する方法を 取る者にとっては、Plain textとgifファイルで入力して、後から出来上がりを 待つのはつらい。

その意味では、紙印刷中心のDTP(注11)、文書の構造、構成を標準化して文書DBを 構築し、検索システムを容易にするSGML(注12)、フレーム処理や音声、動画の拡張 へと、レイアウトやイベントを中心に進みつつあるHTMLと、方向が徐々に離れて いくようにも感ずる。尤も、HTMLはDTPを実現させる動きも本格化しており、万能な 道具へと変化している。

それはさておき、筆者は1994年にビデオによる「図書館案内アニメーションの作り方」 を公表した(注13)が、過去に制作したビデオ、パソコンアニメーション、パソコン プレゼンテーションを比較し、インターネットプレゼンテーションの実際と課題に ついて述べる。

2. プレゼンテーション環境

2.1 プレゼンテーション設備の種類

古くは、ギリシャの吟遊詩人や、日本の絵解き(注14)等、拡大装置のない時代の 演者は、独特の話芸、身振りと音楽、拡大図などで思想を表現し、 いわゆるプレゼンテーションを行っていた。 現代でのプレゼンテーションは上記のパフォーマンス以外に、主に以下の装置等を 利用して行っている。

プレゼンテーションは、人数と会場と設備の関係で、その手段を選ぶ。 例えば、10*10cm程度の黒板の字は、10m離れると見えないが、停電の影響は 受けにくい。しかし、投写式装置(映画等)では光源の可視範囲まで拡大できるので 30m離れても見えるが、停電の時の代替手段を考える必要がある。

個人で低廉で効果的なプレゼンテーションを行える環境は、1990年頃に登場した パソコンによるプレゼンテーションソフトから始まる(注15)。 パソコン、プレゼンテーションソフト、プロジェクターの機能強化・価格の低廉化や、 インターネット技術の発達により、今日では、制作後直ちに世界中に伝達される。

従って、効果的なプレゼンテーションは、個人のページでも瞬く間にリンクされることに なる。例えば懸賞サイトを集めた山本恭弘の「とくとくページ」(注16)は、 日経BP社の読者の選ぶ推薦ホームページ(注17)の常連1位である。

もちろん、ホームページ広告料を徴収できる企業では、日に何件アクセスされるかが 重要であるので、効果的なプレゼンテーションを目指す。 例えば日経産業新聞1月16日によれば、検索エンジンとして著名な「ヤフージャパン」 (注18)は、1月14日の1日で200万件のページビューがあった(注19)。

このように広告媒体として効果的なインターネットであるが、表現の幅が広げられた のは、1995年にSun Microsystems社(注20)が、Java言語を開発し、同年秋に Netscape社(注21)が対応ブラウザ Netscape Navigator 2.0を発表してからである。

2.2 インターネットプレゼンテーション設備

ここでは、1997年2月5日現在、個人でインターネットプレゼンテーションを行う ための諸設備等を以下に記す。 この業界の環境の変化は分進秒歩であり、当ホームページも更新を心がけるが、 最新情報は新聞社や雑誌社のホームページや電子メール配信サービス(注22)を 参照されたい。

2.2.1 通信環境

「日経マルチメディア」の1996年11月21日-12月4日のアンケートによると、インター ネットアクティブユーザ(約1万人)の76.8%は、Windowsである(うち95が67.8%)。 次いでMacOSの16.9%、Unixは2.7%と、圧倒的にWindowsを利用している(注23)。 また、ブラウザはNetscpae Navigator(以下、Navigatorと言う。)が66.1%、 Microsoft Internet Explore(以下、IEと言う。)が30.2%、NCSA Mosaicが0.1%と なっている(注24)。 Navigator、IEを合わせると96.3%で、それらの最新版はJavaに対応しており、 この世界は動画・音声による表示が世界標準となりつつある。

しかし、「ダウンロードに時間がかかりすぎる(52.2%)」、「表現手段よりも内容の 充実を(51.1%)」(注25)と、Web通信環境の劣悪さによる不満が浮き彫りに されている。

この声は、日本の低速な電話回線やISDNによるユーザが58.2%であることも 影響している。(内訳は、LAN:38.8%、電話回線:44.5%、ISDN:12.9%、 パソコン通信:0.8%、ケーブルインターネット:0.4%)。

さらに、高速な128kbPs以上が18%で、28.8キロビット/秒以下が32%と低速であり(注26)、 かつ、米国の40-200倍高い通信コスト(注27)の結果にもよる。

アンケート調査では、画像・動画・音声などの「こうした技術は当然」との声が 21.8%と少数であるが、ひとえに首都高速道路のような「高料金・渋滞」な状態の 通信環境の結果であり、これがテレビと同じ速度で表示できるようになれば、 この声は多数意見となるであろう。

さらに町村レベルでは、アクセスポイントまでの市外通話料金などのハンディがあり、 「岡山情報ハイウェー構想」(注28)などの情報格差縮小計画が進行しているが、 本稿では詳述しない。

いずれにせよ、インターネットプレゼンテーションには、高料金・低速と言う現状の 制約が大きく、現時点では、いかに小さな画像や音声を効果的にちりばめるかが 重要なポイントとなる。

2.2.2 データ入力用プラットフォーム

Webを見るプラットフォームは、前述のようにWindows系が76.8%、Macintoshが16.9%、 UNIXが2.7%と、圧倒的にPC98もしくはDOS/Vマシンである。 プレゼンテーションできる環境は、歴史的にはUNIXやMacintoshから発達している故、 現時点では前述したアンケートよりは両者の比率が大きいと推定される。

2.2.2.1 ハードウェア

Navigator Gold 3.0(注29)が稼動する環境が推奨される。 具体的には表1以上の機能が必要だが、マルチメディア機能を要求されるので、 CD-ROMドライバ、音源ボード、3モードフロッピーディスク、スピーカ、マイク、 LANカードもしくは、FAXモデム、もしくはTerminal Adaptaが必須である。

また、データ容量が大きくなるので、ハードディスクはできれば1G以上が好ましく、 バックアップの意味を込め、外部記憶装置(MO、ZIP、JAZ、PD、DVD、CD-R等)が 必要である。さらに、画像入力用に、スキャナ、ディジタルカメラ、あるいは デジタルビデオもあれば良い。

2.2.2.2 ソフトウェア

JavaおよびJavaScriptを稼動させる為、Navigator2.0以上、IE3.0以上が必要である。 その他のブラウザについては、現時点ではJavaが稼動するか確認していないので、 筆者(注30)までお教え願えればありがたい。

NavigatorとIEの最大の違いは、NavigatorがUNIX、Macintoshにも対応しているが、 IEは、原稿執筆時点ではWindows以外、日本語に対応していないことである(注31)。 従って、制作する側としてはNavigatorを基準とするが、IEをも視野に入れて制作する ことで、96%のユーザを満足させられる。さらに、他のブラウザでの見栄えをも 考慮することになる。

ブラウザの導入は、購入もしくは、インターネット上でダウンロードする。 Navigatorは、日本語ワープロのデファクトスタンダードである一太郎(注32)他に バンドルされ、最新試用版はNetscpae社のホームページからダウンロードできる。 IEは、Windows95に標準装備され、Microsoftが無料で配布しており、 同社のホームページからダウンロードできる。 購入したCD-ROMからのインストールは、現在はクリックでほぼ自動的に行ってくれる。

NavigatorをDOS/Windowsでダウンロードする際、注意を要することは、 MS-DOSプロンプトで展開することになり、長いファイル名を使えない関係から、 ダウンロードするフォルダ(ディレクトリ)名を8文字以内にする必要がある。 従って、あらかじめハードディスク内に8文字以内のフォルダを作成し、そこへ ダウンロードするように指定して、展開させれば良い。

2.2.2.3 ブラウザの拡張機能

HTMLは、当初はテキストと静止画の構文だけを記述する仕様であったが、音声、 動画を扱うためのヘルパーアプリケーション(注33)と、インラインプラグイン (注34)が登場した。 さらに、JavaやJavaScript(後述の2.2.2.4参照)や、Active X(後述の2.2.2.5参照) などの登場で、様々な表現が可能となり、インタラクティブとなった。

JavaやJavaScript、Active Xはブラウザの機能拡張とは別のプログラムであるので、 後述する。

ブラウザの機能拡張であるヘルパーやプラグインは現在、100以上に増加している。 フリーウェアやシェアウェア、あるいは業界標準などの代表的なものを以下に記す。 なお、ヘルパーやプラグインで表示するためのもののダウンロードは、ほとんど 無料であるが、作成用のソフトはフリーウェアから高額なものまで種々である。 これらの解説書は巷間にあふれているが、渡辺前掲書(文献8)他を参考に、 以下、動画、音声にかんする拡張機能を略述する。

動画

音声

VRLM(Virtual Reality Modeling Language)

3次元データを記述するためのテキストベース言語。 複雑な計算をするのでダウンロードや表示は遅く、操作を難しくさせているので、 現時点での日本での環境ではお勧めできない。以下の項目を参照されたい。

2.2.2.4 Java、JavaScript

上記の機能拡張を利用したWebページを表示させるためには、特定のプラグインや ヘルパーをインストールしなければならない。 しかし、その必要なくインタラクティブな処理ができるスクリプトにJavaScript、 ネットワーク対応プログラミング言語にJavaがある。 従って、JavaやJavaScriptを覚えれば、よりインタラクティブな処理が可能である。

Javaはプログラミング知識が必要である。筆者のような初心者にはWebで必要な部分 だけをプログラミングしたもの(Appletと言う)を応用できるCD-ROM付き書籍が発売 されており(文献2-4)、必要部分を応用すれば良い。ただし、現時点では日本語を サポートしていない。

Javaの衝撃は、1995年にSun Microsystems社がJava言語で開発したブラウザである HotJavaが、ブラウザ側でインターネット上のサーバのプログラムを実行できること から始まった。 すなわち、静止画をクリックすると突然画面が動いたり、左フレームのボタンを クリックすると新規フレームが開き、そこでまた動画が現れたり、ゲームなどの インタラクティブな処理が可能になった。Navigator 2.0もJavaに対応したことにより、 Java対応は世界の標準となった。

筆者にも衝撃だったのは、動く広告塔として著名なDynamic BillBoard(注37)を 見てからである。それは、Java Appletの決定版とも言われているが、Web上のJava Appletを評価しているJARS(注38)の人気トップに入り、Java Appletのカテゴリー別 検索サービスで著名なGamelan(注39)他にも取り入れられている。

JavaScriptはHTMLに直接記入するスクリプト言語で、日本語を扱えるので現時点では こちらを利用する開発者も多い。ちなみに紀伊国屋の「PLATON」(注40)はJavaScriptで 開発されている。 河西前掲書(文献5)によれば、JavaScriptの特徴は以下のとおりである。

これらのことにより、JavaScriptはインターネットプレゼンテーションに欠かせない 技術となっている。

2.2.2.5 Active X

一方、サーバ側の処理を軽減し、ブラウザ側でチェックや計算を行える新技術に MicrosoftのActive Xがある。これは、W3C(注41)が提案しているHTML3.2規格 (Webページに機能性を追加するタグ(objectタグ)を含む)に基づいた機能で、 動画や音声の再生がデータ形式を意識せずに自動的に再生される。

すなわち、統合ビジネスソフトであるMicrosoft Officeの各機能がInternet AssistantによりHTML化され、Active Xにより再生できる。 例えば、パソコンプレゼンテーションソフトであるPower Pointで作成したプレゼン テーションからActive Xアニメーションが作成され、IEやActive Xを組み込んだ Navigator(注42)で表示できる。

さらに、style sheetを製作者が設定できるので、筆者はまだ試みていないが、 例えば、縦組みの表示は文字の回転と横向きフォントの組み合わせで可能と推定される。 (最終稿までにはテストして、結果を報告する)

Active Xの技術は、Microsoft Officeに含まれるワードプロセッサ、表計算、データ ベース、プレゼンテーション、DTPの全てをWeb対応にするもので、イントラネットで 利用されているオフィスを中心に拡大するであろう。 Active Xについての初期段階での入門書はアイティティの「Active Xで作るマルチ メディアホームページ」(文献10)に詳しい。

2.2.2.6 動画GIF

JavaScriptを覚えないでも小さい画像を動かせる方法に動画GIFがある。 ぱらぱら漫画の要領で複数セルをまとめて1つのGIFファイルにしたもので、 Navigator2.0以前の、動画GIFに対応していないブラウザでは、1つ目のセルが 表示される。 また、繰り返しの回数は指定でき、動画が止まった場合、最後のセルが表示される。 従って、両者を考慮して初めのセルと最後のセルを制作する必要がある。

作成ツールはフリー、もしくはシェアウェアでいくつかあり、広野忠敏(注43)が Intenet@ASCIIに紹介している。(表2) 動画GIFの作成方法は2段階である。初めにペイントソフトでいくつかの画像ファイルを 作成し、GIFファイルに変換する。次にそのGIFファイルを動画GIFに変換する。

2.2.2.7 Web用エディタ

前述したように、HTML化するためにエディタでデータを入れてHTML用のタグを 記入する方法と、ワープロ感覚でデータを入れると自動的に変換する方法がある。 筆者の主に使用しているのは、Netscape Gold 3.0とWZ editor(注44)で、両方とも 自動的に変換される。 HTML化のツールとしてのエディタやワープロ(表3)は、ソフトによって異なるが、 概ね以下の機能が可能である。

2.2.3 パソコン用液晶プロジェクター

インターネットプレゼンテーションには2つの方法がある。一つはインターネット上 だけで全てを行う方法と、一定の視聴者を集めてプロジェクターで表示させながら、 インターネット上のデータや自身のパソコン上のデータを表示する方法がある。

通常の会場にはOHPかスライドまたはビデオプロジェクターしかないが、徐々に パソコン用液晶プロジェクターも普及しつつある。 UNIX用、Macintosh用、DOS/V用、PC98用のどれか合う機種が必要で、さらに、 プロジェクターの輝度、最大画像解像度などで、プレゼンテーションの制作段階から レイアウトを考慮する必要がある。

一般的には、明るさは400ANSIルーメン、解像度は800x600、投射距離12mあれば 快適である。日経パソコン1996年8月26日号に詳しい紹介がある(表4)。 プロジェクターはパソコンとの相性があり、DOS/Vで動く筈が実際は動かなかったり、 ノートパソコンの場合、BIOSの設定を予めCRT/PANNEL両用に変更し、コントロール パネルの画面サイズを小さくしなければ可動しないなど、前もって調整する必要が ある。

3 制作の実際

3.1 心理的要因

利用者が初めてWebを触る場合、勇気が要る、まして、ネットワークで繋がっている ホームページを自分で制作するとなると、尚のこと「データを壊しやしないか?」と 感じる者は筆者だけであろうか。

東京工業大学附属図書館の「電子図書館プロジェクト」は1996年8月にメンバーが 館員へインターネットについての講義を実施した。 初めての心理的負担は大きく、さらに、熟年は若者に教えをあまり請いたくない、 との意識はかかる。そこで、筆者の経験をもとに、付録として「子供と覚えるHTML」 を作成した(注45)。

ブラウザの良いところは、他人の作成したHTMLが参照できることである。 もともとインターネットはオープンな情報共有を目指し、リンクのリンクで文化を 創出することである。 従って、公開された情報にはソースコードも含まれ、著作者人格権を留保しつつ、 経済権を放棄するコンセプトがあった。

その後、商用プロバイダへの開放で一気に文化として開花したが、その時点で 著作権(すなわち経済権)の問題が浮上してきている。 この問題については、現行法では想定していない問題で、別の稿にゆずるが、 ともあれ、良い手本はブラウザ上にあり、仕組みを理解できる。

筆者は、いろいろ試した結果、本学図書館のホームページをView documentして、 ファイルを別名で保存し、一部を変更してNavigatorで読み込み、無事表示された時の 感動が今でも忘れられない。心理的負担はそこで一気に瓦解した。

3.2 制作過程

プレゼンテーションについては、愛用しているプレゼンテーションソフト(Microsoft Power Point)で、図書館概要や「パソコンアニメーションの作り方」などを制作して いた実績があったが、Internet Assistantで自動的にHTML化できる用になり、試みた(図1)。

確かに、ファイルを別名で保存するだけでHTML化され便利である。また、Active X コントロールにより、PowerPoint アニメーションだけでなく、データベースや、 表計算、グラフなどオフィスで必要な処理はWindows環境では、すべてHTML化できる。 (MacintoshやUNIXには対応していないので、速やかに対応することが望まれるが、 表示については可能である)。

また、筆者の知識不足のせいか、システムから与えられた画像の大きさ以外に変更 できないので、結局、自由に設計したいことと、MacintoshやUNIX環境を考慮して、 Java、JavaScript、動画GIFを利用したプレゼンテーションとした。 しかし、Active XでグラフやデータベースもWeb環境かハードディスク環境か区別 することなく利用できるので魅力的である。

3.2.1 全体構想(構成)

プレゼンテーションのオーソドックスな構成は起承転結を踏まえることであるが、 与えられたテーマによっては、オーソドックスにはいかない場合もある。 例えば、学会論文発表、組織概要説明などはオーソドックスな構成が要求されるが、 新システム説明、新製品説明、広告などは、最初にインパクトを与える「転々」だけ の効果をねらう場合もある。

構成には、主調、起承転結の決定、時間配分、飽きさせないための工夫、季節感、 色調、音声、動画、フレームの有無などの全体的な設定が含まれる。 さらにインターネットプレゼンテーションにはディレクトリの構成も含まれる。

3.2.1.1 主調

などの形容詞が当てはまり、内容に応じて主調を決めることになる。

3.2.1.2 起承転結の決定

などの方法を決める。

3.2.1.3 時間配分

プレゼンテーションの時間は講演会形式、論文発表形式、オートデモ、スポット広告 などにより異なる。一般に図書館案内などのオートデモは10分以内にスピーディー に行う方が好ましい。

3.2.1.4 飽きさせないための工夫

突然調子を変えたり、たたみかけたり、笑いを誘ったり、単調にならないための工夫 は必ず必要である。画面上では動画GIFや音声を入れたり、BACKGROUNDを変更する。

3.2.1.5 季節感

Webによる情報は定期的に更新する必要がある。従って、鮮度を売り物にするには、 ひと月早めの季節に合わせた図を用意した方が良い。一般に雑誌の新年号が12月に 発売されるのは、ひとえに鮮度の問題である。 季節の終わった後の画像が残るのは、いかにも更新していない様で好ましくない。

3.2.1.6 色調

色調はWeb画面だけでのプレゼンテーションでは、眼に疲れない落ち着いた色調が 好ましい。しかし、プロジェクターを利用するプレゼンテーションでは、周囲が 暗いので、暗めのバックグラウンドに明るい文字が見やすい。

色は赤、緑、青の光の3現色をそれぞれ256階調に変化させることで生じる。 Webでは色のRGB値をバックグラウンドや文字に指定することになり、神川定久は、 Javaで値を確認できるプログラムを作成した(注46)。

色調で一番注意を要するのはプラットフォームや、OS、ブラウザ、プロジェクターの 種類により、同一の色番号を指定してもまるで異なることである。 完全に同一なのは、白と黒だけである。

例えば、RGB値#2C5E40は、DOS/V機のNavigator使用では、日本塗料工業会のT版(注47) のT62-50P番、いわゆる日本画でいう白緑であるが、DOS/V機のIE使用ではT45-50H番、 いわゆる鶯、MacitoshのNavigator使用ではT版のT49-60P番、すなわち緑青と、まるで 別色であり、プロジェクターを使用するとまた異なる。

これらを考慮に入れて、背景と文字との対比、リンク文字と既リンク文字の色彩比、 背景と図の色調の対比など、全体の色調を決定することになる。

また、バックグラウンドには絵を貼り付けることも可能である。 例えば筆者のホームページは画面を読むことを前提に、暖かみのある本をイメージ して図2のようなgifファイル(ファイルサイズ2KB)を作成し、プレゼンテーション用 には暗色のgifファイルを2種類使用して、雰囲気を変えている。

3.2.1.7 音声

音声については、前掲のRealAudio以来、Web上で一般的になったが、インターネット 上だけのプレゼンテーションの場合、BGMか、肉声はあった方が好ましい。 会場に集客してのプレゼンテーションでは、ビデオやアニメの部分以外はあまり必要 ない。 画面のないラジオは成り立つが、無音のテレビは成り立たない程、音声は重要であるが、 今回は集客プレゼンテーションを前提とし、実際には作成しなかった。 従って別の稿に譲るが、技術的なことは高田前掲書(文献9)を参照されたい。

全体計画としては、プレゼンテーションの種類によって、アカデミックか、軽音楽か、 日本的な構成にするか、リズミックにするか、突然驚かすことを考えるか、など、 さまざまな表現方法で作曲する。作曲が不可能なら、著作権フリーの音楽を利用する。

1989年に筆者は「筑波大学附属図書館見学者用ビデオ」の構成、作曲を担当したが、 絵画的な雰囲気を全体の主調としたく、当初計画では以下の構成とした。

しかし、著作隣接権の関係で25年前のレコードを探して試したが、音が古くて使えず、 結局、バッハの管弦楽組曲第1番を主調として、

などの主題を作曲・提示し、シンセサイザーで作曲できる職員に編曲、演奏を依頼した。 音声に関しても、これらの構成を考えるとともに、著作権への配慮が必要不可欠である。 RealAudio放送局は日々増加しているが、その実演を含め、音楽に関する著作権について、 中島康滋は非常に参考になるページを提供している(注48)。

3.2.1.8 動画

全場面を動画で行うにはオートデモの方法を採る。現時点では、Directorで作成した 動画ファイルをShockWaveで上映するURLが多いが、個人には高価である。 個人で行うにはPowerPointやFreeranceで作成して、Active Xにより上映する方法や、 Javaを利用した方法があるが、今後はそれらのページの増加が見込まれる。

しかし、動画のファイルサイズは大きく、現段階の通信環境ではフラストレーション のもととなり、CD-ROMにするなり、ハードディスク内のプレゼンテーションの方が 賢明である。

一方、一部分を動画にする場合、前述のオーサリングソフトや、プレゼンテーション ソフト、Java、JavaScript、動画GIFなどで、ファイルサイズを小さくして上映する ことは効果的である。

筆者はプレゼンテーションの構成上、宗達筆「風神雷神図」(注49)を模写し、 Javaでアニメーションを作成したが(注50)、1画面のファイルサイズが6kバイトと 比較的小さいとは言え、表示されるまで待たねばならない。 そこで、1画面1-2kバイト以内の図を作成し、動画GIFの動く回数により変化を 付ける方法も試みた(注51)。物語の展開に従って図が静止する方法であるが、 眼の動きに合わせれば効果的である。

3.2.1.9 レイアウト

全体のレイアウトは最も重要である。全体構成としては、

などを決定する。

文書管理については、1文書を作成する場合問題無いが、複数文書を作成する場合、 ディレクトリ(フォルダ)を作成する。 ちなみに筆者のディレクトリは図3のとおりである。

ディレクトリやファイル名で検索している検索エンジンがあるので、例えば、 図書館についてはlibrary、インフォメーションサービスはinformation_service などのキーワードとなる名称が良い。しかし、MS-DOSの8文字以内での利用を考えると、 略語もやむをえない。

また、全ディレクトリとも同じ構成が便利である。一般的にメインディレクトリは、 index.htmで検索される。筆者は、フレーム処理と、ボタン処理を基本としたので、 メインディレクトリはフレーム処理、左フレームはインデックス、右フレームが本文、 のような構成とした。

ボタン処理は新規フレームを呼び出す。筆者にJavaScript処理の技術が足りないので、 ボタン名は、お手本どおりに、例えば、ir1.htm、ir2.htmなどとした。

フレームは、HTML3.2にも含まれていないが、例えば左画面にインデックス、その インデックスをクリックすると右画面に内容が表示されるのは非常に見やすいし、 検索の便も良いので、現在では事実上の標準となっている。 ただし、フレームに対応していないブラウザへの配慮を忘れないようにすることも 肝要である。

画面のデザインはそれこそ自由である。しかし、Webでは、その画面が個人の 発進するテレビであり、出版物である。しからば、印刷物と比較して圧倒的に眼の疲れる Web画面においては、余白が最も重要な見やすさの要素に入っている。

現在のHTML技術の制約で、<PRE>で画面どおり括るか、<BROCKQUOTE>で左右の 余白を出すか(注52)、<BR><P><HR><IMG>の組み合わせで行間を開けるか、 あるいは表の枠線を非表示にして段組みを行うなどの処理をして、見やすくする。

さらに、内容がスクロールしないと出てこないようなレイアウトは避けたい。 ハイパーリンクの特性を活かして、今見えている画面のどこかをクリックすると、 次ページへ飛ぶべきである。(従って、本稿は筆者の意図では数十頁に分割したい。) そして、ページ移動への道案内は同じ位置が良い。

また、せっかくレイアウトしたとしても、ブラウザやOS、プラットフォームにより、 予期しない間のぬけたレイアウトや、スクロールしなければ見ることができない レイアウトになる。11インチから21インチの画面の違い、四角い枠(UNIX,Mac)と 横長枠(DOS/Windows)の違いを十分考慮しなければならない。

また、DOS/Windowsで確実に動作するJavaScriptも、UNIXやMacintoshでは、 字化けや暴走のもととなる場合もある。プラットフォームによらずに確実に動作する 環境になることを望む。

3.3 引用の著作権

さて、無事プレゼンテーションを作成したら、URL等を引用した著者へリンクしたい 旨を依頼し、許諾を得るか、または、リンクした旨をお知らせする必要がある。

前述したようにWebは引用の文化である。また、無数の個人が様々なURLやURL内の 作品を引用し(引用されたURLの作者を紹介し、または結果的に宣伝し)、 新たな知識が得られ、文化の発展につながる。しかし、引用された側は、どこに、 どのような形で引用されたか分からない不安もある。(作者の知らないどこかで 誹謗中傷されているかも知れないし、感謝されているかも知れない)

Web作品を公表することは、学術雑誌投稿と異なり個人出版であり個人放送でもある。 原稿執筆時点では、従来の参照文献としての引用であり、典拠を示すことで十分である。 しかし、Webに公開した時点で出版、放送との解釈もあり、たとえ「自由にリンクして下さい」 と表示されている場合でも、礼儀として引用の旨を報告した方が良い。

マルチメディアのネットワーク上の著作権については、名和小太郎の「デジタル図書館と 著作権」(文献11)や、中島前掲ホームページに詳しいが、現行法では明確に 規定されておらず、世界的潮流に合わせてインターネット文化が発展する方向での 著作権法の改正が望まれる。

3.4 転送

無事、著作権もクリアーした場合、サーバへの転送を行う。UNIX、Macintosh、 DOS/Windowsとコード体系が異なるので、変換するフリーソフトやシェアウェアを 利用し(注53)、ファイル転送を行う(注54)。

4 リハーサルと実演

4.1 リハーサル用チェック事項

集客プレゼンテーションでは、必ずリハーサルを行う。リハーサルには、以下の事項を 必ずチェックする。

会場のプロジェクターとノートPCが対応していない場合、データを持参する方法と、 プロジェクターごと持参する方法がある。

また、会場がインターネットに対応していない場合や、ブラウザが動画に対応していない場合は、 ノートPCに予めリンク先の該当ページを実演の前にCacheで残しておき、 説明できるようにする。 Cacheデータを整理してたびたび使う場合は、リンク先に必ず著作権の許諾を得る必要がある。

4.2 説明資料等

停電の時のために、レジュメや説明資料は必ず用意する。 また、会場が暗いので、プレゼンテーション用台詞は分かりやすいようにする。 筆者の場合、JavaScriptでステータス行に説明文を動かし、プレゼンテーション画面を 見ながら説明した(注55)。 また、インターネットプレゼンテーションの実演時間は、午前中のインターネットが混まない 時間に設定されるよう、主催者と相談をする。 実際に集客プレゼンテーションを行う場合は、ハードディスクのトラブルや、ブラウザ あるいは、ネットワーク上のトラブルなど、その都度、必ず発生すると考えて、 事に対処する心構えが必要である。

5 終わりに

この予稿が公表される頃は、Webの世界は、もっとインタラクティブな環境となり、 テレビ会議の感覚で様々な情報教育が可能となろう。 その場合、最も重要なことは、何を、誰に、どのような形で伝達したいのか、その プレゼンテーションの目的は何なのかを明確にすることである。 本稿では、インターネットプレゼンテーションを行う際の基礎的なことを解説したが、 初めての方は、前述の「子供と覚えるHTML」を楽しみながら、覚えていただきたい。

1. http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir2.htm

2. Hyper Text Markup Language の略。SGML(Standart Generalized Markup Language) を基に、CERN(欧州原子核研究所)で開発された文書構造だけを記述する言語。 テキストファイルに特定の属性(例:この文字を赤にする、ここに図をリンク、等) をタグ付けして保存し、ネットワークやローカルで、表示用ソフトウエア (ブラウザ)を介して可視できる言語。 解説書は多いが、初心者に要領良くまとめた書にDean Scharfの「HTMLビジュアル クィックリファレンス」(文献1)がある。

3. http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir2/ks1-2.htm

4. 1997.1.16付け筆者宛てE-Mail返信(Subject: Re: paper of 9th DLW, Return-Path: To: hiroatsu@libra.titech.ac.jp)

5. http://www.DL.ulis.ac.jp/DLworkshop/

6. 初めUNIX上で考案された文書出版用編集システム。現在はWindowsにも対応している。

7. 1995年にSun Microsystems社が開発したネットワーク対応のオブジェクト指向 スプリクト言語で、インターネットを通じて音声、動画の表示のみならず、 インタラクティブな問答も可能である。現在は日本語に対応していない。 初期の段階に出版され、初心者に分かりやすく実用的な解説書に、武田圭史の 「Java使いへの道」(文献2)、佐渡秀治他の「Javaアプレット入門」(文献3) がある。 また、HTMLにアプレットファイルのパラメータを記入するだけで応用できる アプレット集に中山敬広の「Java Tip テクニック」(文献4)などがある。

8. 1995年にNetscape社が開発したHTML内に記述するスクリプト言語。 解説書は多いが、初期の段階(1997.9.10)に出版された河西朝雄著 「ホームページを飾るJava Script入門」(文献5)を参照されたい。

9. Uniform Resource Locator(ファイルやホームページの所在を示す統一記述)

10. Netscape Navigator 2.0以降、 Microsoft Internet Explorer 3.0以降

11. Desk Top Publishingの略。パソコンやワークステーションによる出版で、 代表的なソフトウェアにTex(UNIX、Windows)、QuoarkXpres(Mac)、PageMaker(Mac、 Windows)などがある。

12. 石塚英弘, ディジタル図書館における基本出版技法:SGML(文献6)に詳しい。

13. 1994年11月4日開催、講演とワークショップ「大学図書館の広報活動」 於:東京学芸大学(文献7)。当日に制作したビデオは、筆者のホームページ (http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/artnavi.htm)「アートナビ」に掲載予定。

14. 仏教説話画を解説する芸能(者)。醍醐寺雑事記に931年貞観寺寺僧が「釈迦八相図」 を絵解く、とあり、その系譜は現代の寺でも続き、美術館や博物館の学芸員も同様。

15. 代表的なソフトウェアには、Macintosh用のAldus社のPersuation、 Dos/Windows用では、Microsoft社のPowerPoint、Lotus社のFreelanceなどがある。

16. http://www.tokutoku.com

17. http://www.nikkei.co.jp/cyber/ranking/index.html

18. http://www.yahoo.co.jp/

19. インターネット上の視聴率。広告などを視聴者が何回見たかを示す視聴度合い指数。

20. http://www.sun.co.jp/

21. http://www.netscape.com/

22. Elネット(http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir2/ks1-4.htm) から発展し、主要な新聞社、雑誌社が直接インターネットでニュースを配信し始めた。例えばNikkey Mail Cyber(Emlnews@nikkei.co.jp)や、PC Watch (http://www.watch.impress.co.jp/pc/)など。

23. http://www1.nikkeibp.co.jp/NMM/9701/hyou415.html

24. http://www1.nikkeibp.co.jp/NMM/9701/hyou416.html

25. http://www1.nikkeibp.co.jp/NMM/9701/hyou422.html

26. 「日経産業新聞」1997.2.4朝刊3面

27. 「日本経済新聞」1997.1.18朝刊26面

28. 「日本経済新聞」1997.1.18朝刊によれば、96年度に岡山県庁にLAN、97年度に 地方振興局間でWAN、98年度にWANとCATVや企業LANとを接続する計画。

29. Netscape Navigator3.0にEditor機能を追加したもの。段落、字詰め、字下げ、 センタリング、文字や色指定、リンク、罫線、表計算など簡単にでき、その場で 仕上がりが見ることができる。ダウンロード先はhttp://www.netscape.com/

30. hiroatsu@libra.titech.ac.jp

31. 「MACLIFE」1997年2月号によると、Macintoshには1996年12月に英語版が リリースされた。

32. http://www.justnet.or.jp/

33. ブラウザとは独立したアプリケーションで、あらかじめ登録してから使用する。 詳細は渡辺竜生の「Netscape3.0拡張ツールブック」(文献8)を参照されたい。

34. Netscape Navigator2.0から利用できる機能拡張方式で、ブラウザ内で動作する。

35. Macintosh用に開発されたオーサリングツール(イベントやアニメーション、 ビデオ作成ツール)だが、1996年にWindowsにも対応した。

36. ポストスクリプト言語による美しい画像を編集でき、業界標準のドロー系画像 編集ソフト。やはりMacintosh用に作成されたが、1995年にWindowsにも対応した。

37. Robert Templeの作成したアプレットで、プログラムのソースも公開されている。 URLは、http://www.db.erau.edu/java/billboard

38. http://www.jars.com/

39. http://www.gamelan.com/

40. 紀伊国屋のWebサーバを使い、図書館等と図書発注や目録処理をWebを使って できるようにしたシステム。

41. World Wide Web Consortium。HTMLフォーマットの規格を決める機関で、 MITとCERNによって設立された。 URLは、http://www.w3.org/

42. NCompass社のプラグインを組み込むことで、Navigatorでも使用可能。 URLは、 http://ncompasslabs.com/showcase.htm

43. 広野忠敏, WWWホームページデザイニング, 「Internet@ASCII」, Vol.1, 1996, p.102

44. WZ editorはマクロのできるエディタとして著名なVZ editorのWindows版で、 HTMLに対応している。

45. http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir3.htm

46. http://www.bekkoame.or.jp/‾kamikawa/

47. 社団法人日本塗料工業会塗料用標準色見本帳(ポケット版)1995年を言う。

48. URLは、http://www.big.or.jp/‾love/sound/workshop/

49. 国宝、京都建仁寺所蔵。

50. http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir1.htm

51. http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir3.htm

52. 本来的な使用方法は引用文であるが、余白を重要視する筆者は全文書をBLOCKQUOTE文で 括っている。

53. フリーウェアやシェアウェアでは以下のものが利用できる。 Windows:岩根義忠「漢字コードチェンジャー」(Vedtor Incのページから検索) http://www.vector.co.jp:180/vpack/owa/browse.software?sno=39042 や古原伸介「Textshop」(シェアウェア) http://www.vector.co.jp:180/vpack/owa/browse.software?sno=32461 Macintosh:JEDIT(商用インターネットプロバイダーのiijなどからFTPできる) http://iij.ad.jp/

54. Windows:WS_FTP32LE(個人使用ではフリーウェア) Macintosh:前述のJEDIT

55. http://www.libra.titech.ac.jp/‾hiroatsu/ir/ir2.htm

参考文献