テキスト、静止画、動画等の素材データを投入するだけで情報提供を可能に
するエージェント機能 (2)WWW汎用CSVデータベース(HCCDCSV)
CSVデータの投入と簡単な設定で、WWWでの2次情報の提供を可能にす
るデータベース機能 (3)WWWCAIシステム(ExtendVR教室)
分散されたWWWサーバで提供されている情報を教材として活用する教育・
学習環境を提供するCAI機能 (4)(1)〜(3)の機能と連携させ複数サーバで分散提供されているデータを
相互に利用し合えるネットワーク機能 等の特徴を有するWWWベースの情報提供・閲覧のためのシステムを紹介する。
データベース
This database is intended for use in education starting from the personal WWW server.
Database
ハイパーコネクトクリエイティブデータベースは、インターネット上で公開さ れているWWWサーバの情報と教師・講師の自己創造的情報要素をイントラネッ トWWWサーバで結合し、さらに生徒・学習者自身も自らの創造的情報要素を加 味できる機構を提供することによって、互いのデータベースの公開部分と非公開 部分を相互に容認しながら、総合的なマルチメディア情報ライブラリシステム環 境を提供する。
┃学校・生涯学習施設等の ┃ ┃ 公開WWWサーバ ┃
┃イントラネットサーバ ┃ ┃(電子情報図書館的機能) ┃
┃(組織内電子情報図書館的機能)┃ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┃ 教師・講師のデータベース ┃ ┃ 公開されたデータベース┃
┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┏━━━━━━━━━━━╋━━╋━┓ ┃
┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
┗━━━╋━━━━━━━━━━━╋━━┛ ┃ ┃
┃ ┃ ┃ ┃
┃ ┗━━━━╋━━━━━━━━━━━┛
┃ 個人のWWWサーバ ┃
┃(個人電子情報図書館的機能) ┃
┃ ┃
┃ 生徒・学習者のデータベース ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
教育・学習分野でのインターネットの情報活用においては、学習者個人が自由 に使用できる個人あるいは学校・生涯学習施設等のイントラネットサーバが必要 である。
この出発点となるイントラネットサーバは、WWWのハイパーリンクによる結 合度をより強めたネットワークの可能な情報提供・閲覧インターフェイスを持つ ことが望まれる。また、このインターフェイスはインターネットで既に提供され ている多種多様な情報とインターネットの自由な情報提供環境を阻害することの ない開かれたものでなければならない。
教師・講師の立場からは教材作成に多くの時間を充てることができない。また、 生徒・学習者にとっても、学習ノート的な情報整理に多くの時間を充てることが できない。芸術的・技術的な要素の学習のための修練も必要だが、通常の学習は 知識を巡る知的活動である。芸術的・技術的なハードルによって、教育・学習・ 研究といった情報活動を阻害しないシステムを提供する必要がある。
このような要因を踏まえ、ハイパーコネクトクリエイティブデータベースでは、 テキスト、静止画、動画等のマルチメディア素材データを投入するだけでWWW での情報提供を可能とする機能、サーバ間でのデータ移動によるデータの変更を 必要としないシステム構造、CSVデータの投入と簡単な設定を行うことでWW Wでの2次情報の情報提供を可能にする機能、学校・生涯学習施設等のイントラ ネットWWWサーバや公開WWWサーバに分散されたデータを統合して利用でき る機能、学習者自身が参加できるフレキシブルなCAI環境の提供を目指した。
ハイパーコネクトクリエイティブデータベースはフリーフォームのマルチメデ ィアデータベースである。
バーチャルなデータ要素もハイパーコネクト記述情報ファイルにHCMLと名 付けた簡易言語により内容を記述することで追加できる。このハイパーコネクト 機能を活用することにより、拡張性のあるオブジェクト指向のインターフェイス を可能とした。
テキスト、HTML、静止画、動画PDS、ワープロ、表計算等の素材デー
タを素材種別、ファイル名の順番に分類したインデックスページを提供する。
テキスト文は、有効第1行をタイトルとして表示、HTML文は、
<TITLE>と</TITLE>のタグで囲まれた文字列をタイトルとして
表示する。 (2)自動アルバム機能
静止画、動画は、自動作成のHTML文にはめ込み、テキスト文、HTML
文は、順次情報提示のための項目を付加したアルバムページを提供する。
ハイパーコネクト記述情報ファイルに記述されたハイパーリンクファイリン
グの項目にも同様の機能を提供される。 (3)自動テキスト文HTML作成機能
テキスト文をリアリタイムに下記事項により自動的にHTMLに変換する。
・ テキスト文の項目目次を作成するとともにページ内のリンクを自動作成する。
・ テキスト文の行頭に”!”を付けると全角文字罫線の表をTABLEに自動変換
する。
・テキスト文の行頭に”|”を付けると縦書きHTMLを自動作成する。 (4)ディレクトリ記述機能
ディレクトリ記述情報ファイル「read.me」を作成することにより、
自動インデックス機能、自動アルバム機能を拡張する。
自動インデックス機能、自動アルバム機能だけでは表現できない、ディレク
トリのタイトルの表示及び記述、画像データ等のタイトルの表示及び記述文の
挿入を可能にする。 (5)ハイパーコネクト機能
情報要素の追加を、その情報の処理CGIを作成し定義ファイルに要素ファ
イルの拡張子名と処理CGI名を設定することで可能にする。
処理プログラムへの結合情報が埋め込まれたハイパーコネクト記述情報ファ
イルを情報要素として追加することでオブジェクト指向のインターフェイス結
合機能を提供する。 (6)コンテンツ目次自動作成機能
HCCDB対象ディレクトリのデータベースコンテンツの目次を作成し、そ
のコンテンツへのリンク機能を提供する。ディレクトリ表示項目は、
「read.me」ファイルの内容による。 (7)全文検索機能
指定されたディレクトリ及び配下のファイルを全文検索し、入力したキーワ
ードによるデータの絞り込み検索機能を提供する。 (8)What's New 機能
作成あるいは変更したファイルの経過日数を検出し最新のファイルをリスト
する。また、条件の設定によって
What's Old :指定経過日数以前のファイルをリストする。
What's Term :指定経過期間のファイルをリストする。
の機能も提供する。
拡張子「.hcsv」のついたファイル名を持つHCML記述情報ファイル
に記述されたジャンル項目、テンプレートファイルの内容等によりデータベー
スのWWWページを自動作成する。
データベース仕様には、ジャンル分類メニュー仕様、年月日順イベント表示
仕様、月別行事仕様を設定した。また、マルチラインCSVにも対応する。 (2)テンプレート出力機能
拡張子「.tpl」のついたファイル名を持つHCML記述情報ファイルに
記述されたデータをテンプレートファイル等の内容により定型フォームでペー
ジ出力する。
また、特定のディレクトリー配下に配置された同一テンプレートで記述され
たデータは、CSVデータファイルに集約する機能もある。
拡張子「.school」等のついたファイル名を持つHCML記述情報フ
ァイルに記述された教材内容をベースに、WWWで提供されている情報を
「ExtendVR教室」と名付けた仮想教室で有効活用するための教育・学習環境
を提供する。 (2)自動プレゼンテーション作成機能
拡張子「.pres」のついたファイル名を持つHCML記述情報ファイル
に記述された設定により、指示されたテキスト文のプレゼンテーションページ
を自動作成する。(1)の教材の素材としての利用が可能である。 (3)電子掲示板構築機能
拡張子「.bbs」等のついたファイル名を持つファイルで電子掲示板の種
別を指定する。グループ分けが可能で個人のメッセージボックスとしても利用
できる。
ハイパーコネクト機能による情報要素の追加は、
3.1 HCCDBの機能拡張とHCML記述
ハイパーコネクト機能によるHCCDBの情報要素の追加として現在、
・ ハイパーリンクファイリング機能
・ 自動テキスト文HTML作成機能
・ 汎用CSVデータベースの構築機能
・ テンプレート出力機能
・ Extend VR教室機能
・ 自動プレゼンテーション作成機能
・ 電子掲示板構築機能
等を実現している。
HCML記述は、テンプレート出力機能の記述形式を基本として設計し、上記 機能を実現するため一部拡張を行なった。
3.2 テンプレート出力機能のHCML記述
拡張子 .tpl(.hcml)が付けられたHCML記述情報ファイルに記述されたデー タをテンプレートファイル等の内容により定型フォームでページ出力する。
テンプレートは、HCML記述情報ファイル内での記述も可能である。
(1)テンプレートのHCML記述情報ファイル内での記述例
.................. ..タイトル記述
<<HCML NAME =... >> ..処理ブロック名記述(名称省略可)
$a = 1111111 ..初期データの設定
$b = 2222222 $と英数字で変数名にする。
.............
<HTML> ..テンプレート出力フォームのHTML記述
項目1 $a ..初期データ設定の変数値に置換される。
項目2 $b
</HTML> .................出力終了
<</HCML>>
<<INCLUDE=ファイル名>>とすることで出力フォームを定義する。
.................. ..タイトル記述
<<HCML NAME =... >> ..処理ブロック名記述(名称省略可)
$a = 1111111 ..初期データの設定
$b = 2222222 $と英数字で変数名にする。
.............
<<INCLUDE=ファイル名>> ..テンプレートファイルを指定
<</HCML>>
HCML記述情報ファイルに記述されたジャンル項目、テンプレートファイルの 内容等によりデータベースのWWWページを自動作成する。データベース仕様には、 ジャンル分類メニュー仕様、年月日順イベント表示仕様、月別行事仕様を設定した。 また、マルチラインCSVにも対応する。
4.1 設計要因
素材情報(1次情報)のWWWでの情報提供を行うハイパーコネクトクリエイテ ィブデータベースでは、1つのディレクトリに入れるデータ数は100件程度まで が適当と考えられる。それ以上はサブディレクトリを造り分類しながらデータを投 入することになる。
データ件数が多くなると、素材情報(1次情報)への案内情報(2次情報)等が 必要となる。また、行事予定情報や人材情報等に見られるように案内情報の利用価 値は多分野・多方面におよぶ。
このように、案内情報の利用価値は大きいが、情報内容毎の情報処理システムが 必要になってくる難点がある。
また、ネットワークされた環境が利用できるようになってきたが、同一目的のた めに構築されたデータベースであっても、分散されたサーバで提供されている複数 のデータベースを統合して利用しようとすると高度なシステム設計が要求される。
このような要因を踏まえHCCDCSVでは、CSVファイルベースのシンプル なデータ構造を採用し複数のCSVファイルを統合して1つのデータベースとして 提供できるシステムとしてハイパーコネクト機能によりHCCDBに組み込んだ。
また、ハイパーコネクト情報記述ファイルの設定部分で情報内容毎のデータ処理 の相違点を吸収させた。このことにより、処理CGIプログラムを情報内容から分 離することでができたのでプログラムに汎用性を持たせることができた。
なお、CSVデータの利用は、普及率の高い表計算ソフト等でデータを一括整理 できるの利点もあるので、情報入力・変更等の処理はオフラインとした。
4.2 インターフェイス機能
HCCDCSVでは、指定ディレクトリに配置された情報発生源あるいは情報分 野等の分散・分業環境で作成された複数のCSVファイルデータを再編集作業を行 うことなく自動検出し、全体として統合したデータベースとして機能させる。
また。定められた形式を含む形態で作成したハイパーコネクトクリエイティブデ ータベースのデータをCSVファイルに変換する機能により、テンプレートファイ ルを使った情報提供環境のデータをCSVデータに集約できる。
なお、CSVデータダンプ機能によりサーバ間のCSVデータの交換も容易であ る。
(1)情報ファイル自動検出機能
指定されたディレクトリ配下に、拡張子「.csv」の情報ファイルを投入
するだけで情報提供を可能にする。
(2)情報ファイル自動統合機能
指定されたディレクトリ配下に、投入されている拡張子「.csv」の複数
の情報ファイルをリアルタイムで統合し、統合した情報として提供する。
(3)情報検索機能
データベースは、ジャンルメニュー、日順スケジュール、月別一覧等の検索
機能を持つ。これらの機能は、年月日データが含まれている場合に相互に移行
が可能である。
4.3 汎用CSVデータベースの構築
拡張子 .hcsv が付けられたハイパーコネクト記述ファイルに、検索ジャン
ルの項目の設定や出力テンプレートフォーム等の情報を記述することで、ジャ
ンル項目や開催日等の年月日をデータに持つ各種多様なデータベースを容易に
構築できる。
開催日等の年月日をデータに持つデータベース用には、本日以降のデータを
自動表示する日順スケジュール形式と、月別の一覧表示を行う月別スケジュー
ル形式のデータベース処理機能を提供している。
(1)ジャンルメニューによる検索を行うデータベース機能では、
・ ハイパーコネクト記述ファイルのジャンル情報等による検索メニューの出力
・ 検索の実行と検索結果選択画面の表示
・ ハイパーコネクト記述ファイルジテンプレートによる詳細表示
の順にページを展開する。
(2)日順スケジュールによるデータベース機能では、
・ ハイパーコネクト記述ファイルの指定するデータの本日以降のデータの検索
の実行と検索結果選択画面の表示
・ ハイパーコネクト記述ファイルジテンプレートによる詳細表示
の順にページを展開する。
(3)月別スケジュールによるデータベース機能では、
・ ハイパーコネクト記述ファイルの指定するデータの本月のデータあるいは、
指定年月日のデータの検索の実行と検索月結果選択画面の表示
・ ハイパーコネクト記述ファイルジテンプレートによる詳細表示
の順にページを展開する。
(4)ハイパーコネクト記述ファイルデータのCSVデータ変換機能では、
テンプレート出力機能を使ったデータ設定ファイルを走査しCSVデータ
に変換する。分割作成されたデータを集約できる。
(5)CSVデータダンプ出力機能では、
CSVデータ素材を提供することでサーバ間のデータ交換を容易にする。
4.4 ハイパーコネクト記述ファイルの記述
(1)ジャンルメニュー検索CSVデータベース機能
CSVデータの所在ディレクトリ、ジャンル分類、検索一覧表示時の表示
項目、番号等を設定する。1レコードデータの出力フォームの設定は、処理
ブロック名 CSVDISP に記述する。
.................. ..タイトル記述
<<HCML NAME =... >> ..記述(名称省略可)
$HC_CSVTITLE= タイトル
$HC_CSVPATH=aaa/bbb/
$HC_CSVGENRE="分類名1+項目11+項目12
-分類名2+項目21+項目22
-分類名3+項目31+項目32"
$HC_CSVKEY=3
<</HCML>
<<HCML NAME =CSVDISP>> 出力設定 処理ブロック名 CSVDISPとする。
<HTML> テンプレート出力
項目1 $d1 CSVデータの項目順で、$d0,$d1.....で
項目2 $d2 データを指定する。
項目3 $d3 マルチラインCSVの場合は、$y0x0,$y0x1
......... 等の行列での指定と、$br0,$br1.....での
</HTML> 行改行データも利用できる。
<</HCML>>
(2)日順スケジュール検索CSVデータベース機能
CSVデータの所在ディレクトリ、検索一覧表示時の表示項目番号と:の
後に年月日項目番号等を設定する。1レコードデータの出力フォームの設定
は、処理ブロック名 CSVDISP に記述する。
項目番号記述例 $HC_CSVKEY=3:0
(3)月別スケジュール検索CSVデータベース機能
CSVデータの所在ディレクトリ、検索一覧表示時の表示項目番号と:の
後に年月日項目番号等を設定する。1レコードデータの出力フォームの設定
は、処理ブロック名 CSVDISP に記述する。
設定年と月は、$HC_YEARと$HC_MONに設定する。値を###にすると今年今月
を設定したことになる。
(4)マルチラインCSVデータベース機能
$HC_CSVKEY=3,2::0 のように:で区切られた第3項目を項目番号記述する
と、マルチラインCSVデータベースとして処理する。この場合第1・2項
目の表示項目および年月日項目番号は、,で区切った行列表示にする。
この機能は、上記の全てのCSVデータベース機能で利用できる。
(5)検索機能の指定
HCCDCSVでは、利用するデータベース機能は、$HC_CSVKEY の設定
で決まる。「:」をセパレートとした設定項目が
・ 1個の場合は、ジャンルメニュー検索CSVデータベース機能である
・ 2個の場合は、
HC_YEARと$HC_MON が設定されている場合は月別スケジュール検索CSV
データベース機能、
設定されていない場合は日順スケジュール検索CSVデータベース機能
である。
・ 3個の場合は、マルチラインCSVデータベース機能で、ジャンルメニュー
検索CSVデータベース機能を利用する場合は、第2項目を未入力とする。
また、月別スケジュール検索CSVデータベース機能、日順スケジュール
検索CSVデータベース機能では、検索機能は相互に移行できる。強制的に
ジャンルメニュー検索CSVデータベース機能から開始する場合は、
$work= genre を設定する。
また、自動プレゼンテーション機能で提供されるページ等を素材として組み込 むことでWWWで提供されている情報と教師・講師が作成するまとめ等の資料、 生徒・学習者が作成する学習ノート的な情報を統合して整理し蓄積できる教育・ 学習環境を提供する。
5.1 設計要因
WWWで提供されている各種多様なデータを教材として活用する場合、あらか じめ教師・講師がハイパーリンク項目をリストアップしブラウザのブックマーク 項目に設定しておくか、HTMLのファイルに整理しておく等の作業が必要にな る。
また、WWWで提供されている情報を活用した講座・学習においては、表示し たリンク内容を後日再確認したくても困難なことが多い。
このような要因を踏まえ、Extend VR教室では、教師・講師あるいは生徒・受 講者がブラウザで表示する画面をコメントとともに共有しながら講座・授業を展 開し経過を記録することで、学習成果を新たな資料・教材として蓄積できるCAI 環境とした。
なお、記録され表示されるWWWのページ内のハイパーリンクは、WWWCA Iシステム内から自由に移行できる。
5.2 インターフェイス機能
(1)Extend VR教材提示機能
HCML記述情報ファルに記述された教材ページをアルバム形式で表示
する。
(2)Extend VR教材作成・学習機能
HCML記述情報ファルに記述された教材ページを参考にしながら、学
習成果をHCML記述情報ファルデータとして作成・編集・出力する。
(3)Extend VR教育・学習機能
講座として提供される情報を確認しながら、講座内容・学習成果をHC
ML記述情報ファルデータとして作成・編集・出力する。
講師が、Extend VR教材作成・学習機能を、受講者全員が、Extend VR講
座・学習機能を利用すると講義形式の講座となる。
講師が、Extend VR講座・学習機能を、受講者全員が、Extend VR教材作
成・学習機能を利用すると受講者の個別学習を講師が指導する形式となる。
5.3.3 ハイパーコネクト記述ファイルの記述
講座・学習によって自動作成される。編集モードで内容は変更できる。
.................. ..タイトル記述
<<HCML NAME =... >> ..処理ブロック名記述(名称省略可)
$HC_TITLE=....... ..タイトル記述
$HC_DTDIR=....... ..学習データを置くディレクトリー
$HC_TDATA="データ1 ..教材データ
データ2
データ3
.......
"
<</HCML>>
5.4.自動プレゼンテーション作成機能
テキスト文の自動HTML作成機能を拡張しプレゼンテーションとして利用
できる機能を提供する。
拡張子 .pres が付けられたHCML記述情報ファイルに記述された内容に
より指示されたテキストファイルから自動的にプレゼンテーションのためのペ
ージを作成するため、論文等のテキストデータがあればプレゼンテーションの
ための特別な作業は必要としない。
文字のフォントサイズ、カラー、バックグラウンドカラー、壁紙は、HCM
L記述情報ファイルで指定できる。指定しなければ、実行時に変更可能である。
(1)HCML記述情報ファイルの記述
.................. ..タイトル記述
<<HCML>> ..処理ブロック名記述(名称省略可)
$HC_TXTPATH = .... ..テキストファイルを指示
$BACKGROUND = ... ..壁紙設定
$BGCOLOR = ...... ..バックグラウンドカラー設定
$CAPSIZE = ...... ..見出し文字サイズ設定
$CAPCOLOR = ...... ..見出し文字カラー設定
$CAPFONT = ...... ..見出し文字フォント設定
$TXTSIZE = ...... ..文字サイズ設定
$TXTCOLOR = ...... ..文字カラー設定
$TXTFONT = ...... ..文字フォント設定
<</HCML>>
ハイパーコネクトクリエイティブデータベースの考え方は、この逆転の発想 による。先ず、テキスト、静止画、動画等の素材データがあり、CGIプログ ラムは、自動インデックス機能、自動アルバム機能、ハイパーコネクト機能等 で全体構造を作り出す。
データの情報整理は、情報作成者が関連する情報を1つのディレクトリ配下 に配置することを期待するだけである。
このボトムアップの発想が、情報の氾濫するインターネットでの情報活用手 段の1つとなればと考える。今後は、複数サーバ連携による利用環境の実証、 CAI的利用環境の実証等を行っていきたい。
[2]HTML4.0仕様書 http://www.asahi-net.or.jp/~sd5a-ucd/rec-html40j/index.html
[3]WWW入門 http://www2e.biglobe.ne.jp/~s-hasei/